私は20代の双子の母で、2人は自閉症です。子どもの障がいをきっかけに、障がい者のクラフト品に出会いました。
彼らの作る「面白くてカワイイ!」ものが好きで好きでたまらず、看護師、障がい者アートの作品展やセミナーの企画・運営の仕事を経て、2011年に小さな雑貨店をオープン。彼らの才能をどうにか社会と繋げたいと関わり始めて10年以上になります。
2020年、リトルアトリエスイッチで起業。当時はコロナ禍で施設の資材が不足しており、寄付されたのぼり旗で作られた裂き織りに出会ったことが『ノボリバタプロジェクト』を立ち上げるきっかけとなりました。
私たちの取り組みを紹介するために企業を訪問した際『障がい者の雇用は難しいけれど、無関心ではない』『捨てるものが役に立つなら嬉しい』という言葉を多くいただきました。その中の1社(株式会社ベツダイ)は、自社ののぼり旗を使ったプロダクトの製作のご依頼いただき、その取り組みは現在も継続しています。
この取り組みが広がれば広がるほど、廃棄物が減っていく。
多様性が混ざり合い、より良い社会に。
新しい未来を一緒に作っていきませんか。
リトルアトリエスイッチ代表 安部 雅枝
プロフィール
活動内容 |
2020年「戦略的芸術文化創造推進事業」JAPAN YELL PROJECT「ツナグVol.6-makeup-知的障がいのある人の表現×α」主催 2021年 第4回OitaStarringWomanAwardファイナリスト 2021年「戦略的芸術文化創造推進事業」JAPAN YELL PROJECT「ツナグVol.7 障がいのある人の表現×α」主催 2022年 大分銀行「リスペクト展」主催 2022年 布に纏わる展覧会「纏ふ-matou-」共催 2023年 大分県経営革新計画承認 |
メディア実績 |
2020年2月 大分合同新聞「ひと」 2020年5月 日本財団DIVERSITY IN THE ARTS WEB 2021年3月 OBS大分放送イブニングニュース 2021年4月 月刊ぷらざ 2021年7月 九州6局ネット放送OBS大分放送取材「新 窓を開けて九州」 2021年1月 創造おおいた(公益財団法人大分県産業創造機構機関紙) 2022年1月 JNN九州沖縄ドキュメント「ムーブ」『ツナグ、その先に』 2022年11月 TOSゆ〜わくワイド 2023年8月 BETSUDAI web magazine 2023年5月 マガジンハウスedit Oitaエディット大分 |
SDGsへの取り組み
私たちは「ノボリバタプロジェクト」を通じて、障がいのある人の就労支援と環境保護の実現を目指しています。
- 障がいのある人に裂き織りの技術を学ぶ機会を提供する
- 仕事の成果と正当な報酬を提供する
- 裂き織りの価値を高めることで、労力や価値を評価される仕組みをつくる
- 障がいのある人と社会との接点をつくる
- 廃棄物を削減し、循環型社会の提案と実行する
のぼり旗は縫い目をほどく手間が少なく、障がい者施設でも扱いやすい素材です。私たちの取り組みが多くの地域に広がり、より良い社会の架け橋となるよう努力してまいります。